三島由紀研究会9月の公開講座は下記要領にて開催いたします。
記
日時 平成5年9月1日(金)
18:00〜20:00
会場 JR・地下鉄市ヶ谷駅 アルカディア市ヶ谷
講師 犬塚潔先生
演題「豊饒の海の装幀の秘密」
豊饒の海の単行本には、函に四種の動物が描かれています。鹿は奈良の象徴で春の雪、雉(キジ)は日本の国鳥で奔馬、像はインドを表す暁の寺、蛇は輪廻の象徴である天人五衰。
そして、それらの生き物を取り囲むように四匹の蛇が周囲を囲っています。丸い蛇はウロボロス(永遠・不滅の象徴)とされ、これによって輪廻転生を表していたのではないかと思われます。三島先生が市ケ谷の決起に際して、七生報告の鉢巻を締めていたこともこの装幀に込められた 思いと通じるものがあるのだと考えられます。
講師の犬塚潔先生は、三島コレクションの第一人者にして実証的な研究者としてもすぐれた業績を残された方であり、今回は未発表の資料画像を映写しながら、その秘密に迫っていただくこととなりました。
皆様のご来場をお待ちしております。
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会費 一般 2000円
会員 1000円
ふるってご参加ください。
三島由紀夫研究会事務局
代表幹事 玉川博己
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